「第113回医用超音波講義講習会」のお知らせ

初級・中級者対象講義講習会
「感覚的な診断」や「経験的な診断」から卒業しよう!~症例から超音波画像の成り立ちを考える~

主催 一般社団法人日本超音波検査学会
実行委員長 川地 俊明(大垣市民病院)

日本超音波検査学会学術委員会では超音波検査の知識・技術の確認と更なる向上を目的とし,医用超音波講義講習会を開催しています.第113回医用超音波講義講習会では,「症例から超音波画像の成り立ちを考える」をテーマにて開催します.臨床の最前線で活躍する医師や経験豊かな技師による初中級者コース・中級者コースを併催し,知識レベルの向上の役立つように企画しました.皆様の参加をお待ちいたします.

・初中級者コース:
循環器領域
「症状から超音波画像の成り立ちを考える」
・中級者コース :
腹部領域・乳腺領域
「病理・他画像から超音波画像の成り立ちを考える」

 循環器領域では得られた患者情報からどのような思考過程で診断に迫るか,またその的の得たレポート結果の記載の仕方を示して頂きます.腹部および乳房領域では,「病理や他画像から超音波画像の成り立ちを考える」とし,実際の超音波画像と病理画像やCT・MRIなど他の画像と対比して,超音波画像を理論的に理解して頂きます.

 本講習会受講者には,(社)日本超音波医学会認定超音波検査士資格更新のための出席5単位が付与されます.ただし,昨年度まで(112回講習会以前)の講習会は対象外です(申請できません).ご注意ください.


日時
2012年7月29日(日)
9:20~16:40 受付開始8:50
対象 会員限定
内容 初中級者対象(循環器領域)   中級者対象(腹部領域・乳腺領域)
定員 循環器領域120名,腹部領域120名140名,乳腺領域120名
受講料 各領域共通6,000 円(テキスト代含む)
※お申込みは1領域コースのみとさせていただきます.各コースの同時申込みはできません.
申込み方法 指示に従ってお申込みください.申込みが完了しますと,登録通知メールが送信されます.
※申込みはWebのみとなっており,ハガキおよびFAXによる申込みは行っておりませんのでご了承ください.
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当日は受付にて参加証,領収証をご用意しておりますのでお受取りください.
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会員証を必ずご持参いただき,受付けの際にご提示ください.
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受講証などは郵送しておりませんので,確認のためにもWeb情報(登録通知メール)を印刷してご持参いただきますことをお勧めします.
受講申込み期間 2012年6月4日~2012年7月5日(郵便振替の場合)
2012年6月4日~2012年7月17日(クレジット決済の場合)

※郵便振替の払込期限は 2012年7月12日です.いずれも期日厳守でお願いします.
※郵便振替の払込期限を過ぎますと,自動的に申込みキャンセルとなります.払込期限以降に入金されても返金できませんので,くれぐれもご注意ください.
受講までの流れ
学会ホームページにて申込み
登録通知メールの受取り
受講料の支払い
(郵便振替は用紙発送あり)
講習会当日
(参加証,領収書の受取り)
ご注意
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講習会に欠席された方への受講料の払戻しはいたしません.テキストは後日郵送させていただきます.
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申込者以外の受講はできません.
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会場内でのビデオおよびデジタルカメラでの撮影はご遠慮願います.
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昼食は各自持参してください.昼食場所は会場内を使用していただいても結構です.国際会議場内に食堂や喫茶店はございますが,混雑が予想されます.
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パスワードが不明な方は,メールにて学会事務局にお問い合わせください.
会場 名古屋国際会議場
(1号館4階 レセプションホール,141・142会議室)
連絡先 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-4-19
一般社団法人 日本超音波検査学会講習会ヘルプデスク
TEL:03-5389-6214  FAX:03-3368-2827
(電話対応時間 平日9:00~12:00, 13:00~17:00)
E-mail:jss-koshu@mail.jss.org

プログラム

循環器領域 「症状から超音波画像の成り立ちを考える」
会場:第1会場 (141+142会議室)
時間 内容
8:50-9:15 受付
9:15-9:20 オリエンテーション
9:20-10:30 講義1 「心雑音」
講師 西尾 進(徳島大学病院 超音波センター)
司会 林 博之(公立学校共済組合 東海中央病院)
10:30-10:45 休憩
10:45-11:55 講義2 「胸痛,ショック」 
講師 筑地日出文(倉敷中央病院 臨床検査科)
司会 石神 弘子(名古屋第二赤十字病院)
11:55-12:45 昼食・休憩
12:45-13:55 講義3 「心電図異常・不整脈含む」
講師 岡庭 裕貴(群馬県立心臓血管センター 技術部)
司会 濱口 幸司(安城更生病院)
13:55-14:10 休憩
14:10-15:20 講義4 「不明熱 その他」
講師 杉本 邦彦(藤田保健衛生大学 臨床検査部)
司会 筑地日出文(倉敷中央病院 臨床検査科)
15:20-15:30 休憩
15:30-16:40 講義5 「心不全の診断と治療」
講師 岩瀬 正嗣(藤田保健衛生大学 循環器内科)
司会 余語 保則(小牧市民病院)
腹部領域 「病理・他画像から超音波画像の成り立ちを考える」
会場:第2会場(レセプションホール2)
時間 内容
8:50-9:15 受付
9:15-9:20 オリエンテーション
9:20-10:30 講義1 「病態を診る-肝臓-」
講師 棚橋 義直(藤田保健衛生大学 肝・脾外科)
司会 川地 俊明(大垣市民病院)
10:30-10:45 休憩
10:45-11:55 講義2 「病態を診る-造影エコーでここまで判る!-」
講師 小川 眞広(駿河台日本大学病院 内科)
司会 川端 聡(住友病院)
11:55-12:45 昼食・休憩
12:45-13:55 講義3 「病態を診る-胆道・膵臓-」
講師 関口 隆三(栃木県立がんセンター 画像診断部)
司会 野中 利勝(福岡県済生会大牟田病院)
13:55-14:10 休憩
14:10-15:20 講義4 「病態を診る-泌尿器・消化管-」
講師 金田 智 (東京都済生会中央病院 放射線科)
司会 足立 正純(東可児病院)
15:20-15:30 休憩
15:30-16:40 講義5 「病態を診る-腹部ドプラでここまで判る!-」
講師 刑部 恵介(藤田保健衛生大学 医療科学部臨床検査学科)
司会 荒谷 浩一(クリニック ミズ ソフィア )
乳腺領域 「病理・他画像から超音波画像の成り立ちを考える」
会場 第3会場(レセプションホール1)
時間 内容
8:50-9:15 受付
9:15-9:20 オリエンテーション
9:20-10:50 講義1 「乳癌の疫学と超音波画像の基本-装置・画像の成り立ち-」
講師 尾羽根範員(住友病院 診療技術部超音波技術科)
司会 森 晴雄(岐阜県総合医療センター)
10:50-11:05 休憩
11:05-12:35 講義2 「病理組織像で見る正常構造と超音波画像-病変の見落としを無くす走査テクニックを教えます-」
講師 何森亜由美(高松平和病院 乳腺外科/がん研有明病院 乳腺センター 外科)
司会 関根 綾子(岐阜大学医学部附属病院)
12:35-13:25 昼食・休憩
13:25-14:55 講義3 「超音波検査に必要なマンモグラフィの見方・読み方」
講師 白岩 美咲(名古屋医療センター 放射線科 )
司会 佐々 敏(大垣市民病院)
14:55-15:10 休憩
15:10-16:40 講義4 「症例から超音波画像の成り立ちを考える」 
講師 亀井桂太郎 (大垣市民病院 外科)
司会 野田 徳子(社会保険中京病院)
企画の意図
 超音波画像診断は,病態や病理を理解し検査しないと折角の検査情報が診療に活かされません.初級者を卒業するためにも,超音波画像を理論的に理解する必要があります.そこで,今講習会のテーマは,「症例から超音波画像の成り立ちを考える」とし,臨床の最前線で活躍する医師や経験豊かな技師による講演を企画しました.
 「感覚的な診断」や「経験的な診断」から卒業できるよう,また臨床にも役立つ内容となっておりますので,是非皆さまのご参加をお待ちしております.