地方会委員会

JSS中部 第19回地方会研修会のお知らせ

主 催 JSS中部地方会・一般社団法人 日本超音波検査学会
実行委員長 江端 清和(福井大学大学院)
装置提供:GEヘルスケア・ジャパン株式会社

 超音波検査は日常の診療においてもはや欠かすことのできないツールとなっています.しかし実際の日常の検査では決して「ルーチン」の一言では片付けられず,依頼医からのありとあらゆる要求に応えるべく,描出された画像と格闘する日々をすごされている方も多いと思います.今回は超音波検査の各領域でご活躍されている臨床外科医とソノグラファーの先生方に,超音波検査をさらに有用なツールとするために知っておくべき一歩進んだ知識と,画像として表現するための描出の"コツ"さらに得られた画像情報を最大限伝える為の記録する"ツボ"を解説して頂きます.
 描出のコツや記録のためのツボは実際にプローブを持ってしか伝えられないこともありますが,参加された方々には心臓・乳腺・腹部・整形・下肢静脈を一日で一気に学べるたいへん盛りだくさんな内容です.整形領域と下肢静脈は講師によるライブデモも実施いたします.
 今回の研修会が皆様の実力アップにつながり,翌日からの検査に役立つ貴重な機会になることと思います.暑い時期の開催となります.時節柄すごしやすい服装にてお越し下さい.

テーマ:
「是非,あなたに伝えたい.超音波検査のコツとツボ」
日時:
2013年 8月4日(日)9時25分~16時30分 受付開始 8時45分
会場:
AOSSA(アオッサ) 8階 県民ホール
参加費:
正会員・事前登録:2,000円・当日受付:2,500円,非会員(事前登録なし):4,000円
定員:
200名
事前登録:
受付開始 2013年6月20日
締切   郵便振替 7月11日まで/クレジット決済 7月25日まで
※定員に達し次第締め切らせていただきます.
ご注意:
*変更など最新情報や申込状況はホームページでご確認ください.
*事前登録は会員の方のみご利用可能で,非会員の方は利用いただけません.
 入会手続中の方も会員とは認められませんので,入会のお手続はお早目(1ヶ月程度)にお願いします.
*事前登録で定員に達した場合,未登録の方の当日参加はお受けできません.
*空席がある場合のみ当日参加を受け付けますが,受付開始は事前登録の方を優先します.
*当日は事前登録の有無に関わらず会員証をご持参ください.
*会場内での撮影および録音は禁止といたします.
*本会は日本超音波医学会認定の超音波検査士資格更新5単位が取得できます.
会場:

福井県県民ホール (AOSSAビル・8階)

所在地 福井市手寄1丁目4番1号
http://www.kenminhall-fukui.jp

【JRでご利用の場合】
 ・JR福井駅東口出てすぐ
【車でご利用の場合】
 ・ 近隣に駐車場有り.駐車料金は各自にてお願いいたします

 

 

 

連絡先:
藤田保健衛生大学病院 臨床検査部 西川 徹
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
TEL:0562-93-2203(超音波センター)
E-mail:nishikawa@mail.jss.org (できるだけE メールでお願いします)

JSS中部 第19回地方会研修会 プログラム

2013年8月4日(日)
時間 内容
8:50-9:25 受付
9:25-9:30 開会挨拶・オリエンテーション
9:30-10:40 第Ⅰ部 教育講演1 「心臓超音波検査のコツとツボ(計測値の重要性)」
講 師:安保 浩二(大阪市立大学医学部付属病院)

司 会:杉本 邦彦(藤田保健衛生大学病院) 

心臓超音波検査における我々技師の役割は、経過観察、重症度評価、治療方針の決定に有用な信頼性のある計測値を臨床に提供することにあります.本講演では、計測における検者間(内)誤差を少なくするため、統一された正しい方法とピットフォールを理解し、"使えるデータ"を提供するためのコツとツボを解説していただきます.
10:50-12:00 第Ⅱ部 特別講演1 乳腺超音波のコツとツボ(乳腺外科医はここを出して欲しい!)
講 師:田中 文恵(福井赤十字病院 乳腺外科)

司 会:河野 晃代(市立敦賀病院)

乳腺外科医の立場から期待する乳腺超音波検査施行時の描出ポイント,もう一つ加えて欲しい1フレーム.診断と手術に必要な画像の取得について,まさしくコツとツボを,動画を交えて初心者にもわかりやすくご講演いただきます.
12:00-13:00 昼食・休憩
13:00-14:10 第Ⅲ部 特別講演2 腹部超音波検査のコツとツボ(消化器外科医の期待するUS!)
講 師:小練 研司(福井大学付属病院 第一外科)

司 会:坂倉 正樹(城北病院)

消化器外科医の立場から肝胆膵(主に肝臓)についてご講演いただきます.手術を念頭に置いて、外科医が超音波検査に求める情報はどのようなものか、見逃してはいけない画像情報などを解説するとともに、近年普及を遂げている造影超音波検査について日常的に遭遇する疾患の概説について解説していただきます.
14:20-15:20 第Ⅳ部 教育講演2 「整形領域のUS&ライブデモ」
講 師:前田 佳彦(刈谷豊田総合病院)

司 会:石神 弘子(名古屋第二赤十字病院)

整形外科領域の超音波検査の有用性は周知の通りで、一般演題や関連する文献も増加傾向にあります.整形外科疾患における画像診断として、超音波検査以外には、X線撮影、MRI、CTなどがあります。何故、超音波検査なのかという本質に立ち返り、「超音波検査でしかわからないもの」、また、「文献では伝わらない何か」を中心にご講演いただきます.
15:30-16:30 第Ⅴ部 教育講演3 「下肢静脈のUS&ライブデモ」
講 師:高井 洋次(藤田保健衛生大学病院)

司 会:田島 尚美(市立砺波総合病院)

すでに多くの施設で取り組まれている下肢静脈の検査ですが,B-modeで明らかに観察できる深部静脈血栓(DVT)の描出のみにとらわれてはいませんか.下肢静脈検査では多彩なエコーレベルを伴うDVTをより簡便に発見するための波形の観察や脈波の触診.患者さんから得られる情報の重要性をポイントにまとめてわかりやすくご講演いただきます.
16:30-16:35 閉会挨拶・次回開催案内