第34回 日本超音波検査学会

テーマとシンボルマーク

「郷中教育 〜求めること,求められること〜」
医療人としての超音波検査士を考える

 「郷中教育」とは、薩摩(現在の鹿児島県)で藩校とは別に行われていた、年長者が年少者を指導する独自の青少年教育のことです。薩摩藩からは近代日本の設立に貢献した、多くの優れた人材を輩出していますが、その源はこの教育制度にあったと言われています。この教育の理念は実践を重んじ、自主教育を推奨している点などが特徴としてあげられますが、私たち超音波検査士も机上の学問だけでなく、患者様個々の臨床や実践が重要である点など、この教育理念に多くの学ぶ点があると考え、鹿児島の地で開かれる本学会にこのテーマを選ばせて頂きました。

シンボルマーク

 日本超音波検査学会のJSS(=Japanese Society of Sonographers)の文字を2組使用し、鹿児島の象徴である桜島と錦江湾の波を表現しました。 全国学会が九州で開催されることとなり、鹿児島だけでなく、九州が一丸となって学会に取り組んでいくという意味を込めて、九州地図をイメージした背景となっております。 桜島の噴煙は超音波に見立てており、「超音波の発信を鹿児島から・・」という意図があります。