大会長ご挨拶

大会長:田中 教雄

第43回日本超音波検査学会学術集会
大会長:田中 教雄
    国立循環器病研究センター 臨床検査部

ご挨拶

 このたび、2018年(平成30年)6月1日(金)~3日(日)、大阪国際会議場(大阪市)におきまして、第43回日本超音波検査学会学術集会を開催させて頂くこととなりました。
 1974年(昭和49年)に研究会として発足した本学会は40余年を経過しました。これまでに超音波検査が医療界へ果たしてきた役割や影響は多大なものがあります。装置の進歩も目覚ましく、それに呼応するように我々ソノグラファーの検査方法も日々順応させ、現在のような検査スタイルと診断から治療分野に至るまで幅広い活躍をしてきました。また、最近では一般の方々の医療に対する関心度も高くなってきており、当学会においても超音波検査における質の担保は重要な課題の一つであります。会員各位が施行しています超音波検査においても日々の努力によるスキルアップが欠かせません。
 今回のテーマは、私の理念としています、『基本は普遍、応用はその上に成り立つ』です。
 「基本・基礎」は昔も今も未来も変わることのない、すなわち「普遍的」なことであり、超音波検査は当然のことながら、他の検査・分野にも共通することです。日常の検査で行っている画像の描出・記録、計測・定量評価などはもとより、新技術や解析方法、いわゆる「応用」ともいえるものも多くリリースされています。しかし、それらはすべて、しっかりとした揺るぎない基本・基礎的な手法・技術・知識があってこそ初めて成し遂げることができるものだと思います。
 今回の学術集会では多種多様な企画を通してこのテーマに迫りたいと考えています。また、一般演題では研究発表のみならず症例報告も多数受け入れたいと考えています。
 皆様に「参加、発表してよかった」、「勉強になった」、「楽しかった」と思って頂ける学術集会となるよう、スタッフ一丸となって鋭意企画、準備を進めています。
 詳細が決まり次第、順次HPなどでご案内させて頂きますので、逐次HPをご覧ください。
 多くの方の参加ならびに演題登録をスタッフ一同心よりお待ちしております。
 末筆ではございますが、皆様の益々のご清栄を祈念申し上げます。

2017年10月吉日