日本超音波検査学会
ホームサイトマップお問い合わせ
学会について 行事案内 入会案内 学会誌 学術賞 リンク 会員専用コーナー
お知らせ
お知らせ
 
  第29回日本超音波検査学会を終えて
発表会会長 遠田 栄一


 第29回日本超音波検査学会のお礼と報告を、ほぼ1年遅れで掲載させていただきます。“なんで今頃”、“どうして遅れたんだ”などとお叱りの声が聞こえてくるのは十分承知しております。今回は日本超音波医学会とアジア超音波医学会との合同開催のため、事業内容の確認や財務集計等に大幅な遅れが生じ、このような事態になってしまいました。誠に申し訳ありません。諸事情ご賢察の上、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 第29回日本超音波検査学会を栃木県総合文化センターにて平成16年5月15日(土)〜5月17日(月)に開催させていただきました。インターネットによる演題登録やジョイント開催など、当会にとって初めての試みが多く、演題数や運営法に一抹の不安を抱えておりました。しかし、皆様のご協力のお陰で演題数107題、参加者1,732名と過去最高を記録し、盛会裏に終了することができました。戸出実行委員長をはじめ役員一同心より御礼申し上げます。
  今回は日本超音波医学会との合同開催ということもありまして会員の皆様はもちろん、医師や諸外国の方が参加しても興味を引くような学術集会を心がけましたが、内容的にはいかがでしたでしょうか。
  大会のテーマは「超音波維新:他モダリティーとの共存を目指して」でありました。特別講演は自治医科大学病院の伊東鉱一先生をお迎えし、「超音波検査における技師の役割」と題しまして、19回目を迎えた検査士認定試験の現状や今後の展望、日本超音波医学会との関わりなどについてご講演をいただきました。伊東先生の技師に対する熱き情熱とユーモアを感じ取っていただけましたでしょうか。
  パネルディスカッションは「超音波検査の明日を考える」というテーマで、高速CT登場により超音波検査業務はどのように変わるのか、超音波検査に明日はあるのかなどを韓国のkim先生と、シンガポールのBakar先生を交えて白熱した討論をしていただきました。予算の関係で同時通訳は実現できませんでしたが、座長の西田、水上両先生のご努力により、フロアーと一体感のあるパネルディスカッションであったと自負しております。また、海外演者のご紹介および通訳等に絶大なるご支援をいただきましたアロカ株式会社に、心から御礼申し上げます。
  今回一般演題の申し込みを当学会では初めてインターネット形式にし、かつ抄録の文字数を従来の半分以下(800文字程度)にしました。会員の皆様への案内期間が短いため演題数の減少や登録時のトラブルなどを懸念していましたが、大きな問題はなく比較的円滑に行うことができました。皆様のご対応に心から感謝いたします。今回本学会が利用した演題登録システムは予算の関係で大学病院医療情報ネットワーク(UMINU)です。このシステムは利用者が多いため、本会が申し込みをした2か月後から“登録演題数が300以上”の団体に限るという条件が付加されました。UMINUは一度登録すると継続利用が可能なため、本学会にとっては幸運であったといえます。
  また、本学会は初心者会員のニーズに応えるため、Step up Lecture、Hands−onセミナーの開催が恒例となっております。今回も同様の企画を5題予定し、検査技術の習得や知識向上を図る会場を設けました。いずれの会場も満員で立ち見が出るほどの盛会で、参加者も満足していただけたものと思います。ただし、Hands−onセミナー会場だけは予め定員を決め、整理券を発行したのですが20分足らずで満員となり、多くの方からご不満の声をいただきました。昨年も同様の不満があり、運営法の再検討が必要であることを強く感じました。
  この他にも例年通り機器展示やランチョンセミナーを行いましたが、いずれも盛況でご協力いただいたメーカの方々にもご満足いただけたものと思います。今回の学会が従来と異なる点は何といっても日本超音波医学会、アジア超音波医学生物学学術連合国際会議との合同開催です。本会がこれまで他団体と研究発表会はもちろん、その他の催し物をジョイントしたことはありません。3つの団体が一同に介して行うに研究発表会はそれなりの準備と苦労がありましたが、日本超音波検査学会の名前および実力を知らしめるという点においては、かなりの成果があったものと思います。特に皇室(秋篠宮殿下、妃殿下)を招いての合同開会式に当会代表(増田理事長、遠田大会長)が参加し、ご挨拶をさせていただいたことは極めて意義深いと考えます。本学会をここまで優遇していただいた第77回学術集会の大会長伊東紘一先生と、日本超音波医学会の関係者には心から御礼を申し上げる次第です。この合同開催は小さな一歩ですが、日本超音波医学会や世界(アジア)超音波医学生生物学学術連合国際会議との連携においては、大きな役割を果たす可能性があるかと思います。
  実行委員スタッフは私を含めまして、これまで学会運営の経験がほとんどなく手探り状態での学会でしたが、ボランティア的要素の強い実務委員の方々の協力と、ご参会の諸先生方のご理解により何とか会を終えることができましたこと、心より感謝申し上げます。今後、本学会が益々ご発展されることをお祈り申し上げまして、ご報告とさせていただきます。有難うございました。

 なお、以下に合同開会式5月17日(午後3時30分〜)で挨拶した文章を掲載させていただきますので、ご一読いただければ幸いです。

Their Imperial Highnesses Prince and Princess Akishino, and Ladies and Gentlemen,

It is, indeed, a great pleasure and honor for me to have an opportunity of being present at this opening ceremony for the joint-conference of the three academic societies. I would like to make a brief address on behalf of Japanese Society of Sonographers.

The Society was founded in 1974 for the purpose of upgrading the scanning skill of sonographers who are engaged in clinical examination and popularization of sonography.

Our activities are focused on comprehending scanning technologies and equipment performance to provide examination results as accurately and as promptly as possible. To achieve even higher diagnostic accuracy in the rapidly progressing field of sonography, not only medical experts and industrial engineers but also sonographers must work altogether in research and study activities. Therefore, it is very meaningful that our society is included in this academic conference as its integral part.

I believe this international conference is an excellent opportunity for aspirants in the same field to get together, to share their experiences and to exchange opinions beyond national borders. Taking this excellent opportunity, we expect useful information-exchange among sonographers in various countries in Asia for the global contribution of sonography.

Before closing my address, I express my sincere hope that this conference in Utsunomiya will be successful and every body will have enjoyable and fruitful time in Tochigi, which is famous for beautiful nature, historical shrines and delicious food.

Thank you very much.
 
   
Copyright