平成29年3月
会員の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます．私たち超音波検査に携わる者が取り扱う検査機器を自らの責任において管理点検することは，常日頃から意識を持ち続けるべき最も大切なことと思われます．超音波検査の技術向上を目指すことはもとより，使用する超音波診断装置の日常精度管理および保守点検は，患者さんの生命を左右する検査を行う上で必要不可欠というべき重要な事柄です．
また，2013年7月，各都道府県衛生主管部（局）宛の厚生労働省医薬食品局審査管理課事務連絡においても，「国際共同研究や医師主導治験をはじめとした治験又は臨床研究を積極的に実施している医療機関では，当該医療機関の検査精度を確保するため，国際規格ISO15189等の外部評価による認定を取得する」との提唱がなされ，精度管理の重要性が示唆されましたが，日常行っている検査で使用している装置の性能を確認し担保しておくことは，こういった治験や臨床研究を行う施設に限ったことではなく，広く超音波検査に携わる者が，検査結果に対する精度を保証し，医療安全を確保するために行うべき務めであるといえます．
そこで，当会の標準化委員会では，各施設における超音波診断装置の精度管理を支援することを目的として，『超音波ファントム』の無料貸し出しを行うことに致しました．貸出用のファントムは，腹部検査用（3台）・乳腺検査用（2台）の2種類を用意しております．
ご希望される方は，貸出期間，注意事項などをご確認のうえ，事務局までお申し込みください．
US-4 乳房超音波精度管理ファントム取扱説明書（日本語版）
※画像は（株）京都科学ホームページより
検品・輸送のために，貸出期間の前後3日を空けてお申し込みください．
土日祝日および年末年始（12/29～1/3）は事務局休業のため，器材の受け取りと発送ができません．
土日祝日および年末年始（12/29～1/3）は事務局休業のため，器材の受け取りと発送ができません．