中級者対象講義講習会 ステップアップセミナー
主催 日本超音波検査学会
日本超音波検査学会では超音波検査の知識・技術の更なる向上を目的として,中級者対象講義講習会を企画しました.
今回は,福岡国際会議場における第103回医用超音波講習会を下記の内容にてご案内いたします.
本講習会は中堅技師の育成を目標としており,実践的な超音波検査への礎として,ご自身の更なるスキルアップを目指しておられる会員の皆さまの参加を是非お勧めします.
なお,今年度より医用超音波講習会の申込み方法はWebによる申込みのみとさせていただきます.ハガキおよびFAXによる申込みは行いませんのでご注意ください.
日時 | 2010年2月14日(日)9:20~17:20 ※今回は1日開催です. |
会場 | 福岡国際会議場(4F中会議室3室) |
対象 | 今年度から,会員限定となりました. |
内容 | 中級者対象講義講習会(腹部領域コース,心臓領域コース,整形/体表領域コース) |
定員 | 各領域コースそれぞれ165名 |
受講料 | 各領域コース共通6,000円(テキスト代含む) ※お申込みは1領域コースのみとさせていただきます.各領域コースの同時申込みはできません. |
申込み方法 | お申込受付は締切りました.
当講習会ページより指示に従ってお申込みください.お申込みが完了しますと,登録通知メールが送信されます.本講習会はWebによる申込みのみとし,ハガキおよびFAXによる申込みは行いません. |
受講申込み期間 | 2009年12月14日~2010年1月15日(郵便振替の場合) 2009年12月14日~2010年1月29日(クレジット決済の場合)
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受講証廃止の ご案内 |
受付業務の整理に伴い,参加費入金確認後に送付していた受講証は,今回お送りいたしません.代わりに当日,参加証,領収証をご用意しておりますので,受付にてお受取りください.なお,会員証を必ずご持参くださいますようお願いいたします. ※確認のため,Web登録の際の情報を,印刷してご持参いただきますことをお勧めいたします. |
ご注意 |
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会場 | 福岡国際会議場 〒812-0032福岡県福岡市博多区石城2-1 ・福岡空港から 地下鉄福岡空港駅地下鉄博多駅5分 福岡センタービル前バス乗り場E(福銀前)11,19,47,48,50番経路約11分 国際会議場またはサンパレス前下車 ・西鉄福岡天神駅,地下鉄天神駅から ソラリアステージ前バス乗り場2A80番経路(中央埠頭行き)約9分 国際会議場またはサンパレス前下車 |
連絡先 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-4-19 一般社団法人 日本超音波検査学会講習会ヘルプデスク TEL:03-5389-6214 FAX:03-5348-8629 (電話対応時間 平日9:00~12:00, 13:00~17:00) E-mail:jss-koshu@mail.jss.org(全角@マークを半角にして送信して下さい) |
プログラム
2月14日(日)腹部領域コース 講義会場(4階中会議室409410)時間 | 内容と講師 |
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08:50~09:20 | 受付 |
09:20~09:30 | オリエンテーション |
09:30~10:30 | 講義A「肝腫瘤性病変の鑑別法」 講師:山本 幸治(済生会松阪総合病院) 非典型例を中心に観察ポイントや鑑別についての考え方等を述べ,ソナゾイド造影エコーについて撮像方法や鑑別ポイント等を解説します. |
10:30~10:40 | 休憩 |
10:40~11:40 | 講義B「肝癌の治療と施術前後の観察ポイント」 講師:今村 雅俊(国立国際医療センター) 肝細胞癌については近年急速に普及しているRFAやTAE等,転移性肝癌については化学療法等の施術前後における観察ポイントを解説します. |
11:40~11:50 | 休憩 |
11:50~12:50 | 講義C「胆道系疾患の診かた・考え方」 講師:刑部 恵介(藤田保健衛生大学短期大学) 胆道系疾患における検査の進め方,観察ポイントを述べながら,腫瘍性病変の鑑別点や治療方針を決める上で必要な情報等について解説します. |
12:50~13:50 | 昼食 |
13:50~14:50 | 講義D「膵腫瘤性病変における超音波検査」 講師:川端 聡(住友病院) 膵腫瘤性病変を見落とさない為の描出テクニックや観察ポイントを述べ,各腫瘤性病変の鑑別法や造影エコーを用いた血流評価の考え方について解説します. |
14:50~15:00 | 休憩 |
15:00~16:00 | 講義E「急性腹症における超音波検査(上腹部)」 講師:浅野 幸宏(成田赤十字病院) 消化器および上部消化管領域において,迅速かつ的確に情報を得るためのテクニックや症状による疾患の考え方等を解説します. |
16:00~16:10 | 休憩 |
16:10~17:10 | 講義F「急性腹症における超音波検査(下腹部)」 講師:三塚 幸夫(東邦大学医療センター大森病院) 泌尿器,腹部血管,下部消化管,婦人科領域にて迅速かつ的確に情報を得るためのテクニックや症状による疾患の考え方等を解説します. |
17:10~17:20 | 閉会の辞 |
時間 | 内容 |
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8:50~9:20 | 受付 |
9:20~9:30 | オリエンテーション |
9:30~10:30 | 講義A「アプローチ方法を駆使した心エコー図検査」 講師:水上 尚子(鹿児島大学医学部附属病院) 疾患に対し,あるいはICU・救急処置室などでの対応,画像不明瞭な患者に対して,医師への対応など,様々な状況下で心エコーをもっと活用する為の有意義な情報を提供します. |
10:30~10:40 | 休憩 |
10:40~11:40 | 講義B「ドプラ法を駆使した心エコー図検査」 講師:住田 善之(国立循環器病センター) 逆流や狭窄の評価や心内圧の推定に活用されている連続波ドプラ,心機能・壁運動解析に使用されている組織ドプラなど,ドプラ法を最大限に活かす手法を解説します. |
11:40~11:50 | 休憩 |
11:50~12:50 | 講義C「負荷心エコー図検査 運動負荷とドブタミン負荷」 講師:小谷 敦志(近畿大学医学部附属病院) 運動負荷・ドブタミン負荷などに関して,心エコーをもっと深く応用する為の基本的な内容を提示し,一歩進んだ心エコー検査を述べます. |
12:50~13:50 | 昼食 |
13:50~14:50 | 講義D「緊急時の心エコー図検査」 講師:岡庭 裕貴(群馬県立心臓血管センター) 心エコーは,救急時には多くの情報を短時間に提供してくれる,無くてはならない検査です.代表的な疾患と最低限必要な所見,さらに救急時に気を付けておかねばならない検者側の姿勢について解説します. |
14:50~15:00 | 休憩 |
15:00~16:00 | 講義E「経食道心エコー図検査 技師の役割」 講師:泉 礼司(川崎医科大学附属病院) 経食道心エコーは,医師と技師の共同作業で行われる検査です.本法に於ける技師の役割と基本的な経食道心エコーの画像所見と有用性など,経食道心エコーの実際を解説します. |
16:00~16:10 | 休憩 |
16:10~17:10 | 講義F「3次元心エコー図検査」 講師:中井 博美(近畿大学医学部奈良病院) まだまだ広く一般に普及していない3次元心エコーですが,現時点における有用性と限界を,更には今後の展望について解説します. |
17:10~17:20 | 閉会の辞 |
時間 | 内容と講師 |
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08:50~09:20 | 受付 |
09:20~09:30 | オリエンテーション |
09:30~10:30 | 講義A「整形領域の超音波検査 解剖編」 講師:石崎 一穂(東京厚生年金病院) 整形領域の超音波検査の有用性が高まりつつある.まずは超音波による解剖,スキャンテクニックについて解説します. |
10:30~10:40 | 休憩 |
10:40~11:40 | 講義B「整形領域の超音波検査 疾患編」 講師:石崎 一穂(東京厚生年金病院) 骨折・捻挫・筋腱断裂などの超音波像について解説していただきます.また,どのような疾患に有用とされているのか解説します. |
11:40~11:50 | 休憩 |
11:50~12:50 | 講義C「表在腫瘤」 講師:高梨 昇(東海大学医学部付属八王子病院) 多種多様な表在腫瘤の超音波像とその有用性について解説します. |
12:50~13:50 | 昼 食 |
13:50~14:50 | 講義D「甲状腺・唾液腺・頸部リンパ節など頸部の超音波検査 解剖編」 講師:藤岡 一也(大阪市立大学医学部附属病院) 頸部の甲状腺・上皮小体・唾液腺について,解剖とスキャンテクニック,超音波像について解説します. |
14:50~15:00 | 休憩 |
15:00~16:00 | 講義E「甲状腺・上皮小体・頸部リンパ節の超音波検査 疾患編」 講師:来住野 修(埼玉医科大学付属国際医療センター) 甲状腺・上皮小体・頸部リンパ節における疾患を提示し,その超音波像について解説します. |
16:00~16:10 | 休憩 |
16:10~17:10 | 講義F「唾液腺等の頸部超音波検査 疾患編」 講師:宇治橋善勝(北里大学病院) 唾液腺など甲状腺・上皮小体・頸部リンパ節以外の頸部における疾患を提示し,その超音波像について解説します. |
17:10~17:20 | 閉会の辞 |
企画の意図
今回の中級者対象講習会では,腹部,心臓,整形/体表の3領域コースを企画いたしました.各講義とも中級者にとって必須の内容となっておりますが,中級者のみでなく,中級者を目指し勉強されている方々や,上級者だけどもう一度復習してみようとお考えの方々にもお勧めの内容となっております.明日からの臨床にも役立つ内容となっておりますので,是非皆さまのご参加をお待ちしております.