「第133回医用超音波講義講習会」のお知らせ

中級者対象講義講習会

主催 一般社団法人 日本超音波検査学会 学術委員会
実行委員長 中西 久幸(北里大学病院 臨床検査部)

装置提供:キヤノンメディカルシステムズ株式会社

 日本超音波検査学会学術委員会では,超音波検査の知識・技術の習得とさらなる向上を目的とし,医用超音波講義講習会を開催しております. 
  第133回医用超音波講義講習会では領域ごとにテーマを設け,講師には各分野の第一線でご活躍の先生方に講演をお願いしております.いずれの領域におきましても,スキルアップを目指す会員の方々にご満足いただけるプログラム内容となっております.
 下記のプログラムをご確認の上,奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます.

 平成24年3月30日以降の医用超音波講義講習会から,日本超音波医学会認定超音波検査士資格更新の指定講習会として, 『出席5単位』を申請することができます.

日時 2019年1月13日(日) 9時40分~16時35分
2019年1月14日(月)成人の日 9時40分~16時25分
会場 東京国際フォーラム※すべての領域の受付をホールB5で行います
対象 会員限定(中級者対象)
領域テーマ
(1月13日)
体表(乳房)領域:乳房超音波検査の更なる精度向上を求めて
腹部領域:病理所見や他のモダリティーとの対比から超音波像を考える
循環器領域:上級ソノグラファーへの第一歩を目指して
領域テーマ
(1月14日)
体表(その他)領域:体表超音波検査の更なる精度向上を求めて
検診領域:超音波検診で今押さえておきたい知識と技
血管領域:下肢動脈疾患の評価と治療の最前線
受講料 各日(1領域): 6,000円
両日(2領域):12,000円
※申し込みは各日1領域ずつとさせていただきます.また,本講習会は会場間の移動はできません.
募集定員 (1月13日)体表(乳房)領域:300名 腹部領域:300名 循環器領域:300名
(1月14日)体表(その他)領域:250名 検診領域:300名 血管領域:250名
申し込み方法 学会ホームページ(https://www.jss.org)の第133回講習会ページより指示に従ってお申し込みください.
お申し込みが完了しますと,登録通知メールが送信されます.
本講習会はWebによる申し込みのみとし,ハガキおよびFAXによる申し込みは行いません.
※当日は受付にて参加証,領収証をご用意しておりますのでお受取りください.
※会員証を必ずご持参いただき,受付の際にご提示ください.
申し込み期間 ●2018年11月1日~12月6日(郵便振替の場合)
●2018年11月1日~12月19日(クレジットカード決算の場合)
※郵便振替の払込期限は12月13日です.いずれも期日厳守でお願いします.

※申込みが定員になり次第,締切りとさせていただきます.
※受講料の払込期日を過ぎますと,自動的に申込みがキャンセルとなりますのでご注意ください.
受講までの流れ
学会ホームページにて申し込み
登録通知メールの受取り
受講料の支払い
(郵便振替は用紙発送あり)
各自テキストのダウンロード
または印刷
講習会当日
(参加証,領収書の受取り)
受講後について 受講者限定で指定の3ケ月間,講義内容(講師許諾が得られた場合)を学会HP経由にて配信します.
ご注意 *2日間開催ですので,日付および領域をお間違えのないようご注意ください.
*講習会当日に欠席された方への受講料の払い戻しはいたしません.
*申込者の方以外の受講はできません.
*会場内でのビデオ・デジタルカメラ・スマートフォン等での写真およびビデオ撮影,音声録音はできません.
*パスワードが不明の方は学会事務局(jimukyoku@mail.jss.org))にメールでお問い合わせ下さい.
*開演直前は受付の混雑が予想されますので,時間に余裕を持ってご来場ください.
【重要】
*当日の参加申込はできません.事前登録の方のみとなります.
会場へのアクセス 地図 東京国際フォーラム
(受付:ホールB5ホワイエ)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
TEL:03-5221-9000
http://www.t-i-forum.co.jp/

□電車利用
JR線
  • 有楽町駅より徒歩1分
  • 東京駅より徒歩5分
    (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)
地下鉄
  • 有楽町線:有楽町駅とB1F地下コンコースにて連絡
  • 日比谷線:銀座駅もしくは日比谷駅より徒歩5分
  • 丸ノ内線:銀座駅より徒歩5分
  • 銀座線 :銀座駅より徒歩7分
  • 三田線 :日比谷駅より徒歩5分
□乗用車利用
施設地下駐車場がございます.駐車料金は個人精算となり,講習会参加での割引等はございませんので,ご了承ください.
連絡先 〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5
一般社団法人 日本超音波検査学会講習会ヘルプデスク
TEL:03-6824-9366 FAX:03-5227-8632
(電話対応時間 平日9:00~12:00, 13:00~17:00)
E-mail:jss-koshu@mail.jss.org

第133回医用超音波講義講習会 プログラム

(1日目)
1月13日(日) 体表(乳房)領域 ホールB5
テーマ:乳房超音波検査の更なる精度向上を求めて

乳癌取扱い規約(第18版)の改訂ポイント,乳腺病変の判読ポイントやセカンドルック検査の注意点など,乳房超音波検査担当者が知っておくべき知識を習得して,乳房超音波検査の更なる精度向上を目指す.
時間 内容
9:00~9:35 受付(ホールB5ホワイエ)
9:35~9:40 開会の辞,オリエンテーション
9:40~10:40 講義1
「乳癌取扱い規約改訂による病理組織分類とその超音波像」
講師:山口 倫  (久留米大学医学部付属医療センター 病理診断科 )

司会:小柳 敬子 (新潟県立がんセンター新潟病院 臨床検査部(乳腺外科))
10:40~10:50 休 憩 
10:50~11:50 講義2
「乳癌取扱い規約変更など乳房超音波検査の最新情報」
講師:坂 佳奈子 (東京都予防医学協会 がん検診・診断部)

司会:吉田 有紀 (成田赤十字病院 検査部)
11:50~12:50 昼休憩
12:50~13:50 講義3
症例エトセトラ ~さまざまな病変を読む~」
講師:尾羽根 範員(住友病院 診療技術部 超音波技術科)

司会:岡山 有希子(静岡県立静岡がんセンター 臨床検査部)
13:50~14:00 休 憩 
14:00~15:00 講義4
「超音波検査による乳腺症と乳癌の鑑別ポイント」
講師:東野 英利子(つくば国際ブレストクリニック)

司会:持冨 ゆかり(博愛会 相良病院 臨床検査部)
15:00~15:10 休 憩 
15:10~16:10 講義5
「セカンドルックUSを実施する際の注意ポイント(MG,MRIを含む)」
講師:河本 敦夫 (東京医科大学病院 放射線診断部)

司会:岡村 隆徳 (聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)
16:10~16:15 閉会の挨拶
1月13日(日) 腹部領域 ホールB7(1)  ※受付はホールB5
テーマ:病理所見や他のモダリティとの対比から超音波像を考える

他のモダリティを含めた質的診断や病理所見との対比から,超音波検査のさらなる精度向上のためにはどこに着目して検査を行えばよいのかを学ぶ.また,病理像と超音波像の関係性についての考察を通して,超音波像の成り立ちについての見識を深めていただきたい.
時間 内容
9:00~9:35 受付(ホールB5ホワイエ)
9:35~9:40 オリエンテーション
9:40~10:30 講義1
「他のモダリティを含めた質的診断と病理との対比(肝腫瘍)」
講師:西川 徹  (藤田医科大学病院 臨床検査部)

司会:田村 悦哉 (肝臓クリニック札幌 臨床検査部)
10:30~10:40 休 憩 
10:40~11:30 講義2
「他のモダリティを含めた質的診断と病理との対比(胆道系腫瘍,膵腫瘍)」
講師:比佐 岳史 (佐久総合病院佐久医療センター 消化器内科)

司会:倉重 佳子 (古賀病院21 臨床検査課)
11:30~11:40 休 憩 
11:40~12:30 講義3
「他のモダリティを含めた質的診断と病理との対比(腎腫瘍)」
講師:米山 昌司 (静岡県立静岡がんセンター 生理検査科)
司会:喜舎場 智之(阪南中央病院 臨床検査科)
12:30~13:30 休 憩 
13:30~14:20 講義4
「他のモダリティを含めた質的診断と病理との対比(消化管腫瘍)」
講師:林 健太郎 (藤枝市立総合病院 超音波科)

司会:前田 佳彦 (刈谷豊田総合病院 放射線技術科)
14:20~14:30 休 憩 
14:30~15:50 講義5
「病理との対比から超音波像を考える(各領域)」
講師:市原 真  (札幌厚生病院 病理科)

司会:山下 安夫 (東北労災病院 超音波診断室)
司会:木下 博之 (紀南病院 中央臨床検査部)
15:50~16:00 休 憩 
16:00~16:30 講義6
「病理と超音波,疑問に答える一問一答」
講師:市原 真  (札幌厚生病院 病理科)

司会:山下 安夫 (東北労災病院 超音波診断室)
司会:木下 博之 (紀南病院 中央臨床検査部)
16:30~16:35 閉会の挨拶
1月13日(日) 循環器領域 ホールB7(2)  ※受付はホールB5
テーマ:上級ソノグラファーへの第一歩を目指して

装置の進歩により3Dエコーやスペックルトラッキングを用いることで,より詳細な心機能評価や病態把握が可能となっている.今回はこれらに加え3D経食道心エコー検査,冠動脈血流検査,負荷心エコ-検査のコツと評価方法・臨床応用などについて学んでいく.また,最後に心不全における心エコー図検査の役割りに関して理解を深め,上級ソノグラファーへの第一歩にしていただきたい.
時間 内容
9:00~9:35 受付(ホールB5ホワイエ)
9:35~9:40 オリエンテーション
9:40~10:30 講義1
「3D-TTE 鮮明な3D表示のコツと臨床応用 」
講師:中島 英樹 (筑波大学附属病院 検査部)

司会:西尾 進  (徳島大学病院 超音波センター)
10:30~10:40 休 憩 
10:40~11:30 講義2
「coronary echo の描出方法と評価の仕方(バイパスグラフトの評価まで) 」
講師:水上 尚子 (鹿児島大学医学部附属病院 検査部)

司会:内藤 博之 (筑波大学附属病院 検査部)
11:30~11:40 休 憩 
11:40~12:30 講義3
「TEEにおける技師の関わり方と3D-TEEの有用性 」
講師:安保 浩二 (大阪市立大学医学部附属病院 中央臨床検査部)

司会:藤田 雅史 (みやぎ県南中核病院 検査診療部検査部)
12:30~13:30 休 憩 
13:30~14:20 講義4
「2Dスペックルトラッキングの正確な検出のコツと臨床応用」
講師:西尾 進  (徳島大学病院 超音波センター)

司会:坂田 菜穂美(広島市立広島市民病院 臨床検査部)
14:20~14:30 休 憩 
14:30~15:20 講義5
「Let's try 負荷心エコー その方法と臨床」
講師:田端 千里 (聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)

司会:住ノ江 功夫(日本赤十字社姫路赤十字病院 検査技術部)
15:20~15:30 休 憩 
15:30~16:20 講義6
「心不全診断における心エコーの役割り」
講師:坂田 泰史 (大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学)

司会:中島 英樹 (筑波大学附属病院 検査部)
16:20~16:25 閉会の挨拶

第133回医用超音波講義講習会 プログラム

(2日目)
1月14日(月) 体表(その他)領域 ホールB5
テーマ:体表超音波検査の更なる精度向上を求めて

体表領域の超音波検査で遭遇する可能性のある皮膚・皮下腫瘍,乾癬性関節炎・関節腫脹,甲状腺疾患,血管腫・血管奇形,小児体表疾患についての講演を通して,それぞれの疾患や超音波像についての理解を深め,体表超音波検査の精度向上を目指す.
時間 内容
9:00~9:35 受付(ホールB5ホワイエ)
9:35~9:40 オリエンテーション
9:40~10:40 講義1
「皮膚・皮下腫瘍の超音波検査」
講師:宮﨑 龍彦 (岐阜大学医学部附属病院 病理部・病理診断科)

司会:白石 周一 (東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査技術科)
10:40~10:50 休 憩 
10:50~11:50 講義2
「乾癬性関節炎の超音波検査(関節腫脹と関連疾患)」
講師:池田 啓  (千葉大学医部付属病院 アレルギー・膠原病内科)

司会:前田 佳彦 (刈谷豊田総合病院 放射線技術科)
11:50~12:50 休 憩 
12:50~13:50 講義3
「甲状腺疾患の超音波診断のポイント(病理像との対比)」
講師:宮川 めぐみ(宮川病院 内科)

司会:持冨 ゆかり(博愛会 相良病院 臨床検査部)
13:50~14:00 休 憩 
14:00~15:00 講義4
「血管腫・血管奇形の超音波検査」
講師:岡村 隆徳 (聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)

司会:中西 久幸 (北里大学病院 臨床検査部)
15:00~15:10 休 憩 
15:10~16:10 講義5
「小児体表疾患の超音波検査」
講師:藤川 あつ子(聖マリアンナ医科大学病院 放射線科)

司会:岡村 隆徳 (聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)
16:10~16:15 閉会の挨拶
1月14日(月) 検診領域 ホールB7(1)  ※受付はホールB5
テーマ:超音波検診で今押さえておきたい知識と技

超音波検診,特に腹部超音波検診で押さえておきたい沢山のポイントの中で,今回は腹部超音波検診判定マニュアルと,最も出現頻度の高いびまん性肝疾患について分かりやすくご講演いただく.また,検診現場の第一線でご活躍の先生方によるスクリーニング方法をご披露いただくことで,日常の検査における技術的な疑問や不安に思っている点を解決するヒントを見出すことができるのではないかと思われる.さらに,今回は乳がん超音波検診において最も重要な画像評価についてもご講演いただく.
時間 内容
9:00~9:35 受付(ホールB5ホワイエ)
9:35~9:40 オリエンテーション
9:40~10:40 講義1
「腹部超音波検診判定マニュアル概論」
講師:水間 美宏 (東神戸病院 内科)

司会:千葉 祐子 (北海道労働保健管理協会 臨床検査部)
10:40~10:50 休 憩 
10:50~12:00 講義2
「腹部超音波検診で押さえておきたいびまん性肝疾患の知識」
講師:丸山 憲一 (東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部)

司会:神宮字 広明(東京都予防医学協会 検診検査部)
12:00~13:00 休 憩 
13:00~14:30 講義3
「腹部超音波検診の技 ~私はこう走査しています~(ライブデモ)」
講師:杉田 清香 (海上ビル診療所 超音波検査科)
講師:千葉 祐子 (北海道労働保健管理協会 臨床検査部)
講師:神宮字 広明(東京都予防医学協会 検診検査部)

司会:村上 和広 (小豆嶋胃腸科内科クリニック 超音波検査室)
14:30~14:40 休 憩 
14:40~15:10 講義4
「腹部超音波検診Q&A」
講師:村上 和広 (小豆嶋胃腸科内科クリニック 超音波検査室)

司会:丸山 憲一 (東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部)
15:10~15:20 休 憩 
15:20~16:20 講義5
「画像評価をもとにした適切な乳房超音波検査について」
講師:尾羽根 範員(住友病院 診療技術部 超音波技術科)

司会:杉田 清香 (海上ビル診療所 超音波検査科)
16:20~16 : 25 閉会の挨拶
1月14日(月) 血管領域 ホールB7(2)  ※受付はホールB5
テーマ:下肢動脈疾患の評価と治療の最前線

生活習慣病の増加に伴い,動脈硬化性疾患が増加する中,下肢動脈エコーのニーズは高まっている.機器の発達により動脈疾患の病態評価のみに留まらず,治療前後や術中の評価にも積極的に用いられている.大動脈を含めた動脈疾患全般の理解を深めるため,病理学・エコー診断・治療への介入・最新治療などを学んでいただき,上級ソノグラファーへの第一歩にしていただきたい.
時間 内容
9:00~9:35 受付(ホールB5ホワイエ)
9:35~9:40 オリエンテーション
9:40~10:30 講義1
「動脈硬化性疾患の評価 ~狭窄・閉塞性病変の評価を中心に~」
講師:林 愛子  (松山赤十字病院 検査部)

司会:山村 展央 (市立八幡浜総合病院 臨床病理科)
10:30~10:40 休 憩 
10:40~11:30 講義2
「非動脈硬化性疾患の評価」
講師:八鍬 恒芳 (東邦大学医療センター大森病院 生理機能検査部)

司会:住ノ江 功夫(日本赤十字社姫路赤十字病院 検査技術部)
11:30~11:40 休 憩 
11:40~12:30 講義3
「動脈疾患の病理診断学」
講師:森 一郎  (国際医療福祉大学 医学部病理学)

司会:喜舎場 智之(阪南中央病院 臨床検査科)
12:30~13:30 休 憩 
13:30~14:20 講義4
「エコーガイド下PTAのための評価~術前・術中・術後~」
講師:永井 美枝子(済生会横浜市東部病院 臨床検査科)

司会:内藤 博之 (筑波大学附属病院 検査部)
14:20~14:30 休 憩 
14:30~15:20 講義5
「下肢動脈疾患の最新治療」
講師:藤村 博信 (市立豊中病院 心臓血管外科)

司会:喜舎場 智之(阪南中央病院 臨床検査科)
15:20~15 : 30 休 憩 
15:30~16:20 講義6
「大動脈疾患の評価~EVAR前後のエコーの役割~」
講師:高井 洋次 (藤田医科大学病院  放射線部)

司会:山村 展央 (市立八幡浜総合病院 臨床病理科)
16:20~16 : 25 閉会の挨拶