「第149回医用超音波講義講習会」のお知らせ

中上級者対象講義講習会

主催 一般社団法人日本超音波検査学会 学術委員会
実行委員長 髙井 洋次(藤田医科大学病院 放射線部)

日本超音波検査学会学術委員会では,超音波検査の知識・技術の習得とさらなる向上を目的とし,医用超音波講義講習会を開催しております.

第149回医用超音波講義講習会では,メインテーマを「全集中 ~上級ソノグラファーの知と技を学ぶ~」とし,各領域においてテーマを絞って一点集中で深く学ぶことで上級ソノグラファーへの第一歩を進んでいければと考えております.
下記のプログラムをご確認の上,奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます.

平成24年3月30日以降の医用超音波講義講習会から,日本超音波医学会認定超音波検査士資格更新の指定講習会として,『出席5単位』を申請することができます.

日時 2024年12月8日(日)9時50分~16時30分
会場 東京国際フォーラム ホールB7
オンデマンド
配信期間
2025年1月9日(木)~2025年4月10日(木)
対象 会員限定(中上級者対象)
テーマ 全集中 ~上級ソノグラファーの知と技を学ぶ~
検診領域:
精査への橋渡しー確実な拾い上げを目指して
腹部領域:
検診から精査へ繋ぐバトン!~ポイントを整理する~
循環器領域:
心筋症オンリー!更なる知識の習得を目指して
血管領域:
全集中で学ぶ 血管エコーの治療介入~術前・術中・術後に役立つ極意~
受講料 1領域(検診領域+腹部領域,もしくは循環器領域+血管領域):5,000円
複数領域の申し込みが可能ですが,会場参加の申し込みは1会場のみとさせていただき,会場間の移動はできません.
日本超音波医学会認定超音波検査士の単位は,参加領域数に関係なく1講習会につき5単位となります.
募集定員 会場参加 検診領域+腹部領域 :300名,循環器領域+血管領域:300名 

オンデマンド配信 健診領域+腹部領域:1,000名,循環器領域+血管領域:1,000名

申し込み方法 講習会案内ページ(https://www.jss.org/committee/academic/list.html)の第149回講習会ページより指示に従ってお申し込みください.
お申し込みが完了しますと,登録通知メールが送信されます.
本講習会はWebによる申し込みのみとし,ハガキおよびFAXによる申し込みは行いません.
会員証を必ずご持参いただき,受付の際にご提示ください.
受講証などは郵送しておりません.確認のためにWeb情報(登録通知メール)を印刷し持参することをお勧めいたします.
参加証,領収証の発行
会場では参加証,領収証は発行しません.学会ホームページのオンライン開催・配信 参加認証システムから発行してください.

【参加証】
会場参加された方:12月10日以降に発行できます.
オンデマンド視聴された方:オンデマンド配信を視聴後に発行できます.

【領収証】
受講料支払い後,発行できます.
会場参加された方は,開催当日中とオンデマンド配信期間中,オンデマンド視聴された方は,オンデマンド配信期間中に「オンライン開催・配信 参加認証システム」で発行が可能です.

学術集会・地方会・講習会 オンライン開催・配信 参加認証システム
申し込み期間 会場参加+オンデマンド配信(事前申し込みのみ)
・郵便振替
:2024年10月10日~2024年11月7日(払込期限 11月15日)
・コンビニ決済
:2024年10月10日~2024年11月15日(払込期限 11月19日)
・クレジットカード決済
:2024年10月10日~2024年11月21日
オンデマンド配信のみ
・クレジットカード決済
:2025年1月9日~2025年2月20日
いずれも期日厳守でお願いします.
申込みが定員になり次第,締切りとさせていただきます.
受講までの流れ 会場参加
学会ホームページにて申し込み
登録通知メールの受取り
受講料の支払い(郵便振替は用紙発送あり)
各自テキストのダウンロードまたは印刷
講習会当日(12月8日)

オンデマンド配信
オンデマンド配信開始(2025年1月9日)
オンライン参加認証システムにて講演の視聴
受講後について 受講者限定で指定の3ケ月間,講義内容(講師許諾が得られた場合)を学会HP経由にて配信します.
感染対策 ご来場の際には,以下を必ずお守りください.
講習会の開催日へ向けて体調管理を万全にしていただき,体調不良の場合は参加をお控え下さい.
不織布マスクの着用を推奨します.十分な感染対策にご協力ください.
会場内では飲食禁止とします.
ご注意
検診領域+腹部領域、循環器領域+血管領域の2会場での開催となります.会場をお間違えのないようご注意ください.
講習会当日に欠席された方への受講料の払い戻しはいたしません.
申込者の方以外の受講はできません.
会場内でのビデオ・デジタルカメラ・スマートフォン等での写真およびビデオ撮影,音声録音はできません.
パスワードが不明の方は学会事務局(jimukyoku[at]mail.jss.org([at]を@に変更してください。))にメールでお問い合わせ下さい.
開演直前は受付の混雑が予想されますので,時間に余裕を持ってご来場ください.
【重要】
当日の参加申込はできません.事前登録の方のみとなります.
会場 地図

東京国際フォーラム ホールB7
(受付:ホールB7ホワイエ)

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
TEL:03-5221-9000
http://www.t-i-forum.co.jp/

□電車利用

JR線

  • 有楽町駅より徒歩1分
  • 東京駅より徒歩5分
    (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)

地下鉄

  • 有楽町線:有楽町駅とB1F地下コンコースにて連絡
  • 日比谷線:銀座駅もしくは日比谷駅より徒歩5分
  • 丸ノ内線:銀座駅より徒歩5分
  • 銀座線 :銀座駅より徒歩7分
  • 三田線 :日比谷駅より徒歩5分

□電車利用

施設地下駐車場がございます。駐車料金は個人精算となり,
講習会参加での割引等はございませんので,ご了承ください.

連絡先 〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5
一般社団法人日本超音波検査学会 講習会ヘルプデスク
TEL:03-6824-9366 FAX:03-5227-8632
(電話対応時間:平日9:00~12:00,13:00~17:00)
E-mail:jss-koshu@mail.jss.org

第149回医用超音波講義講習会 プログラム

12月8日(日)

検診領域+腹部領域
ホールB7 (1)
 検診領域テーマ:
精査への橋渡しー確実な拾い上げを目指して

検診超音波検査に限らず私たちが行う検査は受診者の利益が不利益を上回らなければなりません.確実な拾い上げのためにどのように技師を育成し技術向上を図っているのか,如何にして不必要な精密検査を出さない工夫をしているのかを共有し,質の高い検診超音波検査とはどのようなものかを考えてみたいと思います.

 腹部領域テーマ:
検診から精査へ繋ぐバトン!~ポイントを整理する~

検診は限られた検査時間の中で走査法の工夫や疾患を早期発見するスキルが求められます.精査は多岐にわたる疾患に対する対応力を身に着け,早期治療につながる所見を拾い上げるスキルが求められます.本企画では,検診と精査の両者の役割を確認し,検診後の精査でどのように評価,治療していくのかを解説します.

時間 内容
9:30~9:45 受付
9:45~9:50 オリエンテーション
9:50~10:50 講義1
肝・胆道疾患を確実に拾い上げる(ライブデモンストレーションを含む)
講師:
岩下 和広(飯田市立病院 放射線技術科 )
司会:
杉田 清香(海上ビル診療所 医療部 超音波検査科・検体生理検査科)
丸山 憲一(東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部)
10:50~11:00 休憩
11:00~12:00 講義2
膵疾患を確実に拾い上げる(ライブデモンストレーションを含む)
講師:
小山 大樹(日本赤十字 熊本健康管理センター 第二臨床検査課 )
司会:
千葉 祐子(北海道労働保健管理協会 臨床検査部)
神宮字 広明(東京都予防医学協会 検診検査部)
12:00~13:00 昼休憩
13:00~13:05 オリエンテーション
13:00~14:00 講義1
肝臓〜検診で指摘された腫瘍を精査する〜
講師:
井手口 太(福西会病院 臨床検査科)
司会:
田村 悦哉(肝臓クリニック札幌)
14:05~14:15 休憩
14:15~15:15 講義2
消化管〜検診で指摘された腫瘍を精査する〜
講師:
大石 武彦(取手北相馬保健医療センター医師会病院)
司会:
前田 佳彦(高浜豊田病院 健診センター)
15:15~15:25 休憩
15:25~16:25 講義3
膵臓〜検診と精査で何が違う?走査法と観察ポイント〜
講師:
岡庭 信司(飯田市立病院)
司会:
岡村 隆徳(聖マリアンナ医科大学病院 超音波診療技術部)
16:25~16:30 閉会の挨拶

12月8日(日)

循環器領域+血管領域
ホールB7 (2)
 循環器領域テーマ:
心筋症オンリー!更なる知識の習得を目指して

今回の循環器領域は心筋症のみのプログラムとなっております.最近では,心アミロイドーシスの診断率が向上し注目されています.しかし,心筋症は多種多様であり,施設によって経験する症例数も異なり,苦手意識があるかもしれません.そこで,今回は原発性と二次性に大別し,上級技師からは診断に繋げるエコー評価のポイントを,医師からはエコーと他のモダリティと対比する診断意義や治療前後の評価などを講演していただきます.

 血管領域テーマ:
全集中で学ぶ 血管エコーの治療介入 ~術前・術中・術後に役立つ極意~

治療の前後の評価に血管エコーが有用であることは周知の事実ですが,術式を知っておくことでより良い検査結果を導き出すことができると思われます.昨今,下肢動脈はEVTファーストになり,下肢静脈瘤は完全に血管内治療にシフトしている中で,術中にも役立つ血管エコーの極意を達人の先生から伝授いただきたいと思います.

時間 内容
9:30~9:45 受付
9:45~9:50 オリエンテーション
9:50~10:50 講義1
二次性心筋症「鑑別すべき疾患のポイント」
講師:
椎名 亮揮(筑波大学附属病院 検査部)
司会:
平川 大吾(高知大学医学部附属病院 心不全センター)
10:50~11:00 休憩
11:00~12:00 講義2
原発性心筋症「形態評価のポイント」
講師:
西尾 進(徳島大学病院 超音波センター)
司会:
小林 紘子(新潟大学医歯学総合病院 医療技術部臨床検査部門)
12:00~12:10 休憩
12:10~13:10 講義3
心筋症「心筋症における画像モダリティの評価ポイント」
講師:
馬場 裕一(高知大学医学部 老年病・循環器内科)
司会:
藤田 雅史(みやぎ県南中核病院 検査診療部検査部)
13:10~14:10 昼休憩
14:10~14:15 オリエンテーション
14:15~15:15 講義1
EVT術中エコーの準備から観察,走査・評価のポイント
講師:
永井 美枝子(済生会横浜東部病院 検査技術部)
司会:
高井 洋次(藤田医科大学病院 放射線部)
15:15~15:25 休憩
15:25~16:25 講義4
EVLA術中エコーの準備から観察,走査・評価のポイント
講師:
吉岡 明治(天理よろづ相談所病院 臨床検査部)
司会:
住ノ江 功夫(姫路赤十字病院 検査技術部)
16:25~16:30 閉会の挨拶