地方会委員会

JSS九州 第31回地方会研修会のお知らせ(Web開催)

主催:JSS九州地方会・一般社団法人日本超音波検査学会
実行委員長:吉村昭宏(医療法人八女発心会 姫野病院)

新型コロナウイルス感染症感染拡大のなか,地方会の開催方法について慎重に検討して参りました.今回もZoomウェビナーを用いてWeb開催(当日,ご自宅などからオンラインで地方会に参加する形式)することといたします.また,講演は後日オンデマンド配信いたします.超音波検査士資格更新5単位は当日参加,またはオンデマンド配信の参加により取得できます.ご参加により超音波検査士資格更新5単位が取得できます.ご参加には事前登録が必須で,会員のみご参加が可能です.申し込み方法は従来通りです.当日の視聴方法はこちらでご確認ください.

今回のテーマは「超音波検査を行う上で押さえておくべきこと~臨床と検査の共通ゴールを目指す為に~」をテーマとしました.

近年、超音波検査機器の高性能化に伴い詳細な画像の評価が求められるようになってきました.われわれソノグラファーは描出し得た画像を病変の組織変化や二次的な周辺の様子を想像しつつ的確なエコー所見として臨床にフィードバックしなければなりません.また,エコー所見は治療の選択において臨床医の求める情報であることが望まれます.

今回は臨床の第一線でご活躍中であり,かつエコー検査も熟知された先生方のご講演,ソノグラファーの精度と効率を追い求めたスクリーニング法など明日からの臨床検査にきっと役立つ内容です.

所属地方会を問わず多数の皆様にご参加いただきますようご案内申し上げます.

テーマ:
『超音波検査を行う上で押さえておくべきこと~臨床と検査の共通ゴールを目指す為に~』
日時(リアルタイム):
2021年7月18日(日) 13時00分~17時45分
オンデマンド配信:
2021年7月28日(水)11時00分~8月11日(水)24時00分
参加費:
正会員 2,000円事前登録が必要です.
※非会員の方はご参加いただけません.
定員:
500名 所属地方会を問わず参加可能です.
事前登録:
受付期間:2021年6月3日(木)
受付締切 郵便振替:2021年6月24日(木)まで/振込期限2021年7月2日(金)
コンビニ決済:2021年7月6日(火)まで/振込期限2021年7月8日(木)
クレジット決済:2021年7月6日(火)まで
*事前登録をしていただき,振込期限内に入金が確認されてから登録完了となります.振込期限内に入金されない場合はキャンセル扱いとなりますのでご注意ください.
ご注意:
  • 変更など最新情報や申込状況はホームページ(https://www.jss.org/)でご確認ください.
  • 参加登録は登録時点で入会が承認されている会員の方のみご利用が可能です.
  • 非会員や入会手続中の方はご利用いただけません.入会の手続きはお早め(1ヶ月程度前)にお願いいたします.
  • 本会は日本超音波医学会認定の超音波検査士資格更新5単位が取得できます.
  • その他,お知らせ事項についてご確認ください.
連絡先:
JSS九州地方会事務局 jss-kyushu@mail.jss.org

JSS九州 第31回地方会研修会プログラム

2021年7月18日(日))
Zoomウェビナー入室:12:30~
時間  
12:30~13:00 入室開始
13:00~13:05 開会の挨拶
13:10~14:10 第Ⅰ部 講演「肝疾患の画像と病理の対比~肝腫瘍を中心に~」
講師:
若杉聡(公立学校共済関東中央病院 超音波センター)
司会:
吉村昭宏(医療法人八女発心会 姫野病院)
肝臓の超音波検査は肝細胞に囲まれた組織像の中に現れる占拠性病変を判断していく事が重要です.その像は,内部エコー,境界や輪郭,後方エコー,血管構築の様子など組織変化を反映しており,これを読み解くことが臨床診断につながります.今回のご講演では,画像と病理を対比することで,超音波検査と臨床との共通ゴールを目指します.
14:10~14:20 休憩
14:20~15:20 第Ⅱ部 講演「臨床現場での胆嚢エコーの役割」
講師:
馬場三男(北九州市立八幡病院 内科)
司会:
新崎厚史(福岡赤十字病院)
胆嚢はその構造上,粘膜筋板をもたないため悪性腫瘍の早期診断の難しい臓器です.超音波検査では全体像を把握することは勿論ですが,機能を駆使し壁構造の詳細を判断することが求められます.また炎症性疾患では緊急的判断を求められることもあります.今回は熱心に超音波検査教育に取り組んでおられる先生からのご講演で臨床との繋がりが確認できると思います.
15:20~15:30 休憩
15:30~16:30 第Ⅲ部 講演「膵癌に挑む~予後の良い膵癌を拾い上げるために必要な事~」
講師:
岡庭信司(飯田市立病院 消化器内科)
司会:
松田英世(中部協同病院)
膵癌は早期診断が難しく最も予後の悪い癌の一つとされています.その一方で,超音波検診判定マニュアルにも掲載されている主膵管拡張や嚢胞性病変といった高危険群を超音波で拾い上げることにより,1cm以下の癌や上皮内癌といった予後の良い膵癌も発見されるようになっています.そこで今回は膵癌の自然史,高危険群,上皮内癌や2cm以下の膵癌の特徴などにつきご講演頂きます.
16:30~16:40 休憩
16:40~17:40 第Ⅳ部 腹部エコースクリーニング ~精度と効率の両立をめざす見方・考え方 ~
講師:
谷村勝宏(メディテックアシスト)
司会:
大久保洋平(天神会新古賀病院21)
超音波検査の第一線でご活躍中のソノグラファーに腹部超音波検査において見にくい部位,見落としの多い部位などを提示していただき体位変換,呼吸誘導などを駆使することで検査精度と効率を両立させる走査方法をご公演いただきます.明日からの検査のヒントが見つかるかもしれません.
17:40~17:45 閉会の挨拶