地方会委員会

JSS九州第35回地方会学術集会のお知らせ

主催:JSS 九州地方会・一般社団法人日本超音波検査学会
実行委員長:塩屋 晋吾(霧島市立医師会医療センター 検査技術部 放射線室)

 新型コロナウイルス感染拡大のなか,地方会の開催方法について慎重に検討して参りました.今回の鹿児島県霧島市開催に関しましては,現地参集型での開催を予定しております.また,講演は後日オンデマンド配信いたします.会場に参加した方もオンデマンド配信の視聴は可能です.超音波検査士資格更新5単位は当日参加,または,オンデマンド配信の参加により取得できます.ご参加には事前登録が必須で会員のみのご参加が可能です.申し込み方法は従来通りですが,申し込み時に「会場参加あり」または「会場参加なし」の選択が必要です.オンデマンドの視聴方法はこちらでご確認ください.

 今回は「原点回帰そして進化へ~マルチモダリティ時代に活かす超音波力~」をテーマとしました.近年,CTやMRIをはじめとした様々なモダリティによる画像診断が臨床上なくてはならないものとなっています.さらに,AIの技術も飛躍的に進歩し医療の分野にも活用されつつあります.このような状況の中,ソノグラファーとして一度原点に帰り,超音波検査の魅力を見つめ直し,他のモダリティと協調しながら“臨床に貢献できる超音波検査”へとますます進化できるように...という想いを込めたテーマです.

 各講演共に超音波検査があってこそ診断へ導くことができたような症例の描出方法から評価方法まで,まさに超音波検査の進化へつながるような内容を解説していただきます.
また,一般演題(領域は問いません)の募集も行っておりますので,募集内容をご確認の上,奮ってご応募ください.

 会場の定員は感染対策に配慮した人数となっております.会場参加者につきましては,必ずマスクの着用をお願い致します.また,参加者本人あるいは同居の家族などに発熱,咳,痰,咽頭痛,倦怠感等の風邪症状・体調不良がある場合には会場参加をご遠慮いただきますようご理解とご協力をお願い致します.感染拡大状況によっては完全Web形式への変更もあり得ますので最新情報更新にご留意ください.

 教本のみではなかなか学ぶことのできない内容となっておりますので,所属地方会を問わず,多数の皆様にご参加いただきますようご案内申し上げます.

テーマ:
「原点回帰そして進化へ~マルチモダリティ時代に活かす超音波力~」
日時(リアルタイム):
2023年12月17日(日) 9時20分~15時55分
オンデマンド配信:
2023年12月26日(火) 11時00分~2024年1月9日(火)24時00分 2024年1月20日(土) 24時00分
会場:
国分シビックセンター (霧島市役所) 2F 多目的ホール
〒899-4394 鹿児島県 霧島市国分中央三丁目45番1号
会場へのアクセスは下記リンクもご参照ください.
HP: https://www.pref.kagoshima.jp/suisuinavi/5736.html
無料駐車場 (390台) ございます.
※HP上では有料と記載されていますが、当日は無料となっております.
HP:https://www.city-kirishima.jp/soumu/shise/annai/choshaannai/chushajo.html
【交通機関利用の場合】
●鹿児島空港からバス : 国分駅・京セラ国分線(バスのりば⑩番) ~ 「国分駅」まで約22分 
●鹿児島中央駅から電車 : JR日豊本線上り~ 「国分駅」まで約50分
            ※「国分駅」から 徒歩 約7分
●自家用車 : 隼人東ICから国道223号経由 国分市街方面へ約11分
       国分ICから県道472号経由 国分市街方面へ約20分
参加費:
正会員・事前登録:2,000円,正会員・当日受付:2,500円
学生会員・事前登録:1,000円,学生会員・当日受付:1,000円
非会員(事前登録なし):4,000円,学生非会員 1,000円
定員:
現地参加 180名※定員に達し次第締め切らせていただきます.
オンデマンド参加 500名
事前登録:
受付開始:2023年11月2日(木)
受付締切 郵便振替:2023年11月23日(木)まで/振込期限2023年12月1日(金)
コンビニ決済:2023年12月5日(火)まで/振込期限2023年12月7日(木)
クレジット決済:2023年12月5日(火)まで
*事前登録をしていただき,振込期限内に入金が確認されてから登録完了となります.
振込期限内に入金されない場合はキャンセル扱いとなりますのでご注意ください.
事前受付の他,当日参加も可能になります.
ご注意:
  • 変更など最新情報や申込状況はホームページ(https://www.jss.org/)でご確認ください.
  • 参加登録は登録時点で入会が承認されている会員の方のみご利用が可能です.
    非会員や入会手続中の方はご利用いただけません.
    入会の手続きはお早め(1ヶ月程度前)にお願いいたします.
  • お子様連れでの入場はできません.
  • 会場内での撮影および録音は禁止とします.
  • 会場は飲食禁止です.
  • 本会は日本超音波医学会認定の超音波検査士資格更新5単位が取得できます.
  • その他,お知らせ事項についてご確認ください.
連絡先:
JSS九州地方会事務局
鹿児島厚生連病院 画像技術科 西 憲文
〒890-0061 鹿児島市与次郎1-13-1
E-mail:jss-kyushu[at]mail.jss.org([at]を@に変更してください。)(Eメールでお願いします)
  • 規定数 (5~6演題) に達し次第,締切となります.
  • 演題採否およびプログラム編成はご一任ください.
  • 一般演題発表者は参加5単位に加え,発表5単位の取得が可能です.
  • 発表時間は1演題につき発表7分,質疑応答3分となります.
  • 一般演題発表者は参加登録が必須となっております.
    演題取り下げや,やむを得ない事情による演者変更のある場合には上記連絡先にご連絡をお願い致します.

JSS九州第35回地方会学術集会プログラム

2023年12月17 日(日)
時間 内容
9:20~9:40 受付
9:40~9:45 開会挨拶・オリエンテーション
9:45~10:45 第Ⅰ部 講演1
 「原点回帰,活かせ超音波力! 胆道系・膵領域の急性腹症を極める」
講師:
岡村 隆徳 (聖マリアンナ医科大学病院)
司会:
塩屋 晋吾 (霧島市立医師会医療センター)
一刻を争うこともある急性腹症… 検査の対応や診断に戸惑うことも少なくないと思います.
本講演では臨床で多く遭遇する胆道系・膵を原因とした急性腹症を中心に所見の捉え方や考え方についてご講演頂きます.
10:45~10:55 休憩
10:55~11:55 第Ⅱ部 講演2
「原点回帰,活かせ超音波力! 妊娠・授乳期の乳房超音波を極める」
講師:
前田 奈緒子 (Sono+)
司会:
持冨 ゆかり (相良病院)
妊娠・授乳期における超音波検査は,放射線被ばくがなく超音波が力を発揮できる分野と言えます.しかし,妊娠の経過とともに乳腺組織が大きく変化します.また、遭遇する機会も少なく苦手意識がある方も多いと思います.本講演では妊娠・授乳期の超音波についてご講演頂きます。
11:55~12:00 次回案内
12:00~13:00 休憩
13:00~13:50 第Ⅲ部 一般演題   ※2会場で行います
《第1会場 ; 多目的ホール》
座長:
森 隆之 (ハートラボ)
湯之上 真吾 (鹿児島大学病院)
  1. タスクシフト業務を契機にルーチン化したドブタミン負荷心エコー
    伊東 ひろみ (福岡大学西新病院)
  2. 遺残坐骨動脈における超音波検査所見の検討
    紫牟田 実沙 (社会医療法人 天神会 新古賀病院)
  3. 偽腱索の存在により大動脈弁逸脱の診断に苦慮した心室中隔欠損症
    林 綾子 (九州大学病院)
  4. 経皮的ASD閉鎖術でLVEFが改善した無症候性心筋虚血を伴うASD2例
    柴田 朋子 (九州大学病院)
  5. 超音波検査時にミトコンドリア心筋症を疑い診断につながった1例
    田中 穂波 (社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院)
《第2会場 ; 3F 大会議室》
座長:
田中 勝徳 (宮崎県済生会日向病院)
梅北 陽平 (鹿児島厚生連病院)
  1. 超音波とMRIによる肝硬度・脂肪肝測定の比較検討
    柳川 絢海 (公益社団法人 鹿児島共済会 南風病院)
  2. 腹膜前脂肪厚の計測方法の検討
    林田 俊 (医療法人 大和 大和クリニック)
  3. 偶発的に発見された慢性膵炎に合併した仮性動脈瘤の1症例
    岩橋 義弥 (一般社団法人 朝倉医師会 朝倉医師会病院)
  4. 腎動静脈瘻による心不全の診断に腹部エコーが有用であった症例
    田中 瞳 (福岡大学西新病院)
13:50~14:00 休憩
14:00~15:00 第Ⅳ部 講演3
 「原点回帰,活かせ超音波力! 心不全の実践的評価法を極める」
講師:
福留 裕八 (九州大学病院)
司会:
中尾 博子 (鹿児島共済会 南風病院)
昨今,「駆出率の保たれた心不全」について病態生理が徐々に解き明かされつつあり,心エコー図検査における重責は益々大きくなってきています.
本講演では従来の心機能指標を改めて見直しつつ,過去と未来の両方からアプローチして頂きます.
15:00~15:10 休憩
15:10~15:50 第Ⅴ部 特別講演
 「超音波指導医の立場からソノグラファーへ望むこと」
講師:
重田 浩一朗 (霧島市立医師会医療センター)
司会:
平賀 真雄 (USパートナー)
ソノグラファーに求められる事とは? 超音波がさらに臨床で活きる検査となるために… またチーム医療の一員として貢献できるために… これからの時代に求められるソノグラファーに近づくために何をやるべきか? 超音波指導医の立場からご講演頂きます.
15:50~15:55 閉会挨拶