産婦人科領域(婦人科)標準化 2/2

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走査 描出像 観察部位 走査法 注意事項
走査画像 描出像 子宮
卵巣
ダグラス窩
胎嚢・胎児(胎芽)
恥骨結合上縁正中線上に探触子を縦に置き尿量を確認する.
尿量が十分ならば以下の走査を行う.
探触子を左右に扇動走査・平行走査し子宮の傾きを把握する.
恥骨結合上縁に探触子を横に置き子宮の長軸に沿って膣部より子宮底部までを平行走査と扇動走査を用いて観察する.
胎嚢の有無,胎嚢の数,胎嚢の位置,胎児(胎芽)像の有無,胎児(胎芽)の数,胎児心拍動の有無,胎嚢最大径計測,胎児頭臀長計測,子宮筋腫・卵巣腫瘍の有無
走査画像 描出像 胎児
胎盤
臍帯
羊水量
子宮筋腫・卵巣腫瘍の有無
恥骨結合上縁に探触子を横に置き子宮の長軸に沿って膣部より子宮底部までを平行走査と扇動走査を用いて観察する.
探触子を左右に移動させて同様の走査を行い,左右卵巣を観察する.
恥骨結合上縁正中線上に探触子を横に置き児頭の位置を確認する.探触子を正中線上に被検者の頭側に平行移動し胎児の胎位・胎向・胎盤付着部位を確認する.
探触子を左右に移動させて同様の走査を行い,腹部全体を観察する.恥骨結合上縁正中線上に探触子を縦に置き頭側方向に走査したり,扇動走査を加えて腹部全体を観察する.
[ 前処置 ]
妊娠初期や前置胎盤を疑う患者には膀胱充満法を用いる.完全排尿した後では, 500~600mlの水分を摂取してもらい尿意をもよおしたら検査を行う.
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