第25回日本超音波検査学会のお知らせ

ご挨拶

第25回日本超音波検査学会
発表会会長 中込 誠

第25回日本超音波検査学会(今回より研究発表会から名称変更)は,本会発足四半世紀と西暦2000年代の幕開けの中で開催いたします.このような時期に発表会会長を仰せつかりましたことは私にとりまして誠に光栄であり,また,責任の重さを深く感じております.

メインテーマは,時代の変貌期に開催することから「新しい時代における超音波検査士の役割」を掲げました.

特別講演は,メインテーマに合わせ超音波検査士の役割と今後の展望について元日本超音波医学会会長の竹原靖明先生(東京紙商健診センター所長,新横浜病院総合健診センター所長)にご講演をしていただきます.超音波検査士(ここでは超音波検査に携わる技師すべてを指す)は,医療の中でどのような立場におかれているのか,また,これからどのように関わっていかなければならないか,超音波検査士の歩んできた道の検証と今後の進むべき道を探りたいと考えています.

シンポジウムは,「超音波検査におけるQuality Assurance」をテーマにしました.精度向上を目指す,あるいは,信頼性を得るために各施設それぞれがいろいろな方策を講じていることと思います.また,精度管理は過去何回かとりだたされ具体的方法についてディスカッションされています.しかし,今回は技術面だけに焦点を合わせるのではなく,超音波検査士の在り方等,精神面からも「Quality Assuranceがなぜ必要か」をご討議いただきたいと考えています.

教育講演は,国立がんセンター東病院医長の古瀬純司先生に腹部領域におけるコントラストエコー法の現状と将来の展望についてご講演していただきます.

今回は新たな企画として,特別賛助会員の協賛による超音波検査の関連機器展示会とHands-onセミナーを設けました.このセッションは,当会の実技講習会でご活躍中の講師により基本走査を主体とした超音波検査の手技を初学者にも解り易くご披露していただきます.

会場はオープン一年目で,豪華客船をイメージした展望台付きのとても奇麗な建物です.
会員の皆様方に,より多くのご来場をしていただき,ミレニアムとして相応しい記念に残る会にしたいと実行委員一同念願いたしております.
ご参加いただけますようよろしくお願い申し上げます.