この風に響け!知・技そして心
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 第33回日本超音波検査学会メインテーマ

この風に響け!知・技そして心

 開催地の群馬県は風の国として知られています。実際は、冬の季節風が新潟県境の山脈を越え、冷たく乾いた「からっ風」として吹きつける風をさします。風は「吹く」ものであり、「乗る」ものであり、「なる」ものですが、超音波(エコー)検査の学術集会ですので、「響く」ものと考えました。「知」は知識や英知、「技」はテクニックとテクノロジー、そしてもうひとつの大切なものとして患者さんの「心」や検査に携わる者の「心」をあげました。
 超音波が臨床検査に応用され50年、本学会が発足して30年が過ぎましたが、その当時に現在の超音波検査の隆盛を誰が予想したでしょうか。まさに「風に乗った」勢いを感じます。私たちは、この風に乗った超音波検査を衰えさせることなく、もっともっと大きく膨らませ発展させていかなければなりません。そのために、私たちはこれから何を学び何をすべきか、そんなことを考える学術集会になることを望んでいます。