2013年6月14日(金)〜16日(土)の会期にて、愛媛県松山市のひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)において第38回日本超音波検査学会学術集会を開催いたしました。天候も台風の影響が心配されましたが、みんなの願いが通じたのか交通への影響もなく、1301名と四国としては多くの参加者を迎え、盛会のうちに終了することが出来ました。これも一重に座長、演者の皆様のお力と、委員一同感謝を致しております。
本体会では「いまいちど原点へ 〜超音波診断の手がかりを探る〜」をテーマとし、超音波検査に携わるものの責任や、超音波検査に求められるものは何かを明確にし、それらを満たすために必要な知識の再確認をする場になることを願い企画致しました。特別企画の座長、演者の先生方にはテーマの趣旨を理解していただき、座長を中心に、どのように進行すれば参加された皆様に本大会の趣旨が伝わるか考えていただきました。そのおかげもあって参加者の皆様から「勉強になった」、「楽しい学会でした」といったお褒めの言葉をたくさんいただきました。もちろん会場の関係で、クロークや会場の場所がわかりにくい等のご指摘も受けており、反省点は次の大会へ引き継いでまいります。
今日の超音波検査は、装置の進歩により格段に見やすく、扱いやすくなってきております。ただしそれ故、一部の情報のみで判断してしまいがちになっているように感じております。われわれ超音波検査に携わるものの責任として、確認のとれた保証のある結果を提供すること。提供できる正確な情報の量を常に増やしていく努力をしていくこと。そしてそれを検査室単位で繋げていくことができれば、もっともっと超音波検査の活躍の場が拡がると信じております。
最後に開催協力していただいた賛助会員、協賛出展企業の皆様、実行委員、運営に携わったすべての皆様に感謝いたします。
愛媛大学医学部附属病院検査部
高須賀 康宣