日 時: 6月3日(日) 15:00〜16:00 (開場 14:30)

 会 場: 札幌コンベンションセンター 1F特別会議場       共催:ノバルティス ファーマ株式会社

 ※参加無料 (学会参加者の方は申し込み無しで参加できます。)  


  総合司会 白井 秀明 (札幌ことに乳腺クリニック)

  [ 基調講演. 乳房超音波検診の有用性と期待・展望 ]
      橋本 秀行 (ちば県立保健予防財団総合健診センター)

  [ 講演1. 乳がん検診に死角なし! 〜乳房超音波検査の実力〜 ]
      松元 香緒里 (済生会熊本病院)

  [ 講演2. 決め手は超音波検査 〜乳がん専門病院の取り組み〜 ]
      吉田 佳代 (札幌ことに乳腺クリニック)

  [ 講演3. 乳房超音波検査を支えるプロフェッショナルの育て方 ]
      壬生 明美 (川口市立医療センター)



 近年、我が国の乳がん罹患数は女性の癌では1位であり、特に40歳代以上の女性にとって他人事では済まされない状況となっております。 このような中、欧米各国では検診などの普及によって、その救命効果の向上が示されております。
 また乳癌検診における早期発見には、これまでの視触診のみでの検診から、マンモグラフィ―(MMG)を併用した検診が有用であると言われており、受診率向上のために、これまでピンクリボン運動などが盛んに行われて参りました。
 しかし、未だ乳がん検診の受診率は7〜14%ほどと、欧米の70%以上と比べてかけ離れて低く、死亡率減少などに至ってはおりません。加えて、これまで日本人女性において、MMGのみによる検診に疑問の声が上がってきており、日本人女性に最も適した検診方法の確立の為、現在厚生労働省によって、40歳代の女性を対象とした“乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験”という大規模試験が行われております。
 このような現状を踏まえ、この度、乳房超音波検査とその有用性について学んでいただくための市民公開講座を企画いたしました。 その中では特に以下の点について考えて参ります。

 ・ 乳房超音波検査とはどんな検査なのか?
 ・ この検査で何がわかるのか?
 ・ どうやって行う検査なのか?
 ・ どんな人が検査をしてくれるのか?

以上を、全国の各施設で実際に超音波検査に携わっている方達のお話を通して、市民の皆様と一緒に学んでいきたいと思います。

尚、市民公開講座であることより、ご参加は自由です。ご興味のある方は是非お越しくださいますようお誘い申し上げます。